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日中はまだ暑いものの朝晩はしっかり秋を感じるこの頃。
秋の味覚といえば…、
さんま、さつまいも、いちじく。
そして私の中の一番は栗。
とは言え、栗ご飯はさほど好きではないのだが、
渋皮煮はこの季節一度は食べたい。
何度か渋皮煮を作ったが、
手間がとてもかかり、
最近は作っていなかった。
この季節になると運良くいただく先があり、
またそのお味が最高で大満足していた。

たまたまインスタで料理系を見ていたところ、
『栗の渋皮煮』の料理教室を発見。
辿っていくと開催場所は鎌倉。
その他の画像等も心惹かれ申し込むことにした。
ちゃんとした料理教室は初めて。
ドキドキしながら鎌倉の開催場所に着いた。
古民家をリノベーションし、
趣のある清楚な家。
背筋がすっと伸びるような、
そんな空間が広がっていた。
中から優しい女将が出迎えてくれた。
元々はお茶の先生なのかも知れない。
全く情報を得ず参加した料理教室だった。

早速教室が始まった。
栗の大変な作業は表面の鬼皮を剥くこと。
沸かしたたっぷりのお湯に生栗をいれ冷めるまで置く工程を
既に用意していた。
教室の参加者は６名。
渋皮を傷つけないよう鬼皮を剥いていく。

驚いたのは栗の大きさだ。
ぷっくりとした重みのある大きな栗。

後は何度か茹でこぼし、
渋皮の筋などを取っていった。

渋皮煮は２日かけてやっと出来上がるものなので、
途中の工程まで教室で行い、
後は自宅でその続きを進めていった。

時間をかけてゆっくりと煮ていく。
栗独特の香りがキッチンに広がる。

やっと出来た『栗の渋皮煮』。
栗本来の味を邪魔しない程度のさらっとした甘味。
先生が「渋皮煮にはお煎茶が合うのよ！」とおっしゃっていた。
ゆっくりとお茶を入れ、
秋の味覚を堪能。
我が家に甘い秋が訪れた。（ｍ）