先日、「となりのトトロ」が金曜ロードショーで放送されました。
ジブリ作品で私の一番好きな映画です。
あまりにも有名な主題歌「さんぽ」が流れてくると「あ!これ、トトロの歌だったんだ!」と傍らで息子が驚いています。
小さい頃から歌はよく耳にしてきたけれど、知らなかったんだ。
冒頭、父親と姉妹の3人が森や畑に囲まれた田舎に引っ越して来るのですが、
(※母親が病気を患いこの近辺に入院中のため、家族ごと環境の良いところに住居を移した)
「シングルファザー?」と質問が息子から飛んできます。
一緒に観てきたつもりが、どうやら一度もしっかりと観たことがなかったらしく、記憶の相違がいろいろ。
息子はトトロがかわいい、ということだけは認知しているらしく
「トトロが主役なんでしょ? 全然出てこないじゃん」
だいぶ勘違いしています。あくまでも「となりの」だからね、引っ越してきた家族の近所にいるっていう意味の。主人公はこの姉妹だよ!
数年ぶりに腰を据えて観るトトロはかわいいのですが、なんとも言えない声色。そして、歯がこんなだったかな??
個人的には口を閉じている顔の方が安心します
トトロが出ずっぱりの映画かと思っていたらしく、意識はすでに携帯の画面にシフトしている息子は、時折何やら雰囲気が暗くなると「伏線?」と聞いてきます。
おそらくONEPIECEの見過ぎなのでしょう。どんなものにでも伏線があると思っているのは間違いです。
作中、トトロはこの姉妹にしか見えない存在であり、助けを求めているときに必ず出会えるようです。
続編を制作するとしたら、成長した姉はトトロが見えなくなるけれど、その子供は見えるといったストーリーになるのでしょうか。
夏休みには「スタンド・バイ・ミ」ーと「となりのトトロ」が観たくなります。奇しくも両作品「自分のそばに」という意味合いが含まれていますね。名作は何度観てもいいものです。
(E)