「おにやんま君」との出会いは横須賀・猿島ツアーに訪れたときのこと。
ガイドのおじさんのキャップにくっついている大きなトンボのフィギュアがあまりも大きなサイズで存在感を主張していました。
おじさんの写真を撮影してこなかったことが悔やまれます。
<Amazonでベストセラーになっている「おにやんま君」>
虫の中では結構好きな部類に入るトンボ。あんな素敵なチャームがあるのなら欲しい!と思っていたところ、近所のカフェの入口付近にある木に二匹もぶら下がっているのを発見。
オーナーさんによると「蜂が来なくなった」とのこと。あああ!そうだったのか……虫好きのおじさんのためのチャームではなく、蜂を捕食とするオニヤンマの虫よけフィギュアだったとは。
なかやまきんに君に似た文字列ですが、おそらく何の関係性もなさそうです。
オニヤンマは強靭な顎と歯で蚊、ハエ、アブ、クモ、蜂などを捕食するそうです。
猿島は無人島であり、島内にはいろいろな虫がいるのは必定。殺虫剤を使うでもなく、蚊取り線香を腰にぶら下げるでもなく、なんて粋な防御の仕方なのでしょうか。
<猿島は県内にいるとは思えないほど、非日常的な島でした。日が落ちてくるとたくさんの生き物が出てくるのですが、昼間は静かな時が流れています>
<本物はラスボス感がすごい>
子どものころ一度だけ飛んでいるのを見たことがありますが、その大きな羽音とハムスターくらいは乗れそうな大きさにびっくりした記憶があります。
時速70キロで飛び、急旋回、空中静止まで出来るというのです。
DANGERと書かれているかのようなカラーリング、そして肉食という向かうところ敵なしといった日本最大サイズ(9~11㎝もあります)。
虫界のヘリコプター、オニヤンマは間違いなくキング・オブ・羽虫です。
「おにやんま君」は蚊にも効果を発揮しそうなので、我が家にも何体かほしいのですが、自ら仕掛けたおにやんま君に自分自身がびっくりしてしまいそうな予感。
(E)