毎年、月見バーガーが販売される時期で季節を知るのですが、急に涼しくなった今週は秋の訪れを体感しましたね。
つい先日までエアコン24℃の中、テレビの前に張り付いて甲子園・高校野球観戦に熱くなっていた自分が信じられません。
高校野球は勝っても泣く(または笑う)、負けても泣くのは私だけではないはずです。
こんなにも情緒不安定になるスポーツは、高校野球だけではないでしょうか。
今年は開会式で山崎育三郎さんが「栄冠が君に輝く」を独唱。
静粛に包まれたグラウンドに響く、その声は神聖そのもの。もちろん、ここでも軽く泣きます。
選手宣誓では「世界に広がる困難のために普段の生活ができなくなった人が多くいます。
人々に夢を追いかけることのすばらしさを思い出してもらうために、気力体力を尽くしたプレーでこの夢の甲子園で高校球児の誠の姿をみせることを誓います」(一部抜粋)
もう、もう、日本語の美しさに感服です!
『まことのすがた』がぐっさり心に刺さり、その言霊がいまだに抜けません。
贔屓のチームや選手がいるわけでもないのに、どうしてこんなにも惹かれてしまうのか。
そして、いつまで経っても球児たちが自分よりもずっと大人びて見えるのはなぜでしょう。
(E)