去る5月のGW,庭の草むしりをしていたところ、すみっこに放置されていたサボテンのトゲに刺されました。
サボテンは脚があるわけではなく動かないので、私が刺さりに行ったというのが適切な表現ですが、あえてここは刺されたと言いましょう。痛み具合を誰かに聞いてほしいほど鋭利で、太いトゲです。
左手の中指に刺さったトゲを抜くために、マキロンで消毒しながらやってみましたが、全部は抜けていない感じがします。
痛みがずんずんと迫り、見る見るうちに赤く腫れていきました。
そのうち、出てくるさ! と、楽観していましたがずっと腫れたまま、ズキズキ痛みます。普通にしていれば何も感じないのですが、指にモノが少しでも当たるととても痛い。ネットで調べてみると「抜けないトゲは切開して出す」との記述が……。出来ればオペは避けたい感じがします。
皮膚科に行こうかと何度か考えたのですが、不要不急の病院に出来るだけ行きたくないことと、予約が全然取れなかったこと、痛くない日もあるのですっかり忘れたりすることが重なり、9月に突入。
先日「これ、病院に行くレベルじゃない?」と知人に指摘され、いよいよ行く気満々だったところ、翌日からぴたりと痛みがなくなったのです。
トゲはどこに行ったのでしょう?
E:「痛いよ」 トゲ:「痛いよね」
E:「まだ痛いよ」 トゲ:「まだ痛いよね」
E:「もう耐えられないよ」 トゲ:「もう耐えられないよね」
E:「そろそろ取りたいよ」 トゲ:「そろそろ取りたいよね」
痛みやかゆみに耐えるとき、あなたも知らず知らずのうちに体と会話をしていませんか? きっと、取られることがわかって逃げ出したのでしょう。
こだまでしょうか、いいえ、誰でも。
(E)