こんにちは! とことこ湘南編集部Yです。
先日、会社からの帰り道のことです。
羽化したてのセミが一生懸命地面を這い進んでいました。
本来のセミは、
・夕方~夜に、幼虫の姿でのまま土の中から地上へ。
・木の幹や枝などまで登って、脱皮。今回発見したセミの様な白く透き通った姿。
・朝までじっとしている間に、よく見るセミのように、黒っぽくなり、身体も固くなる。
・明るくなったら飛んでいく
という流れで幼虫から成虫になるはずなのですが、 (参考:万博記念公園HP)
前述の通りの仕事帰り、もう夕暮れです。
時間帯も変だし土も木々も何にもない道にポツンとセミ、何もかもがずれているというか、こんな時間にこんなところで何をしているのでしょうか。
可愛いですね。緑色でつぶらな目、ショーン・タンの「セミ」を思い出します。
羽化したての虫は柔らかいので触らない方がいいとは思ったのですが、舗装された道のど真ん中、ながらスマホでもしながら通りかかった人や自転車に踏まれてしまったらと思うとどうしても心配で、取り合えず自分の手をセミの進行方向の地面につけて同化させ、地面の一部として登ってもらう作戦に。
無事乗ってくれました。文鳥を乗せているような気分になり、非常に可愛いです。(写真は大失敗)
そのままそぉっと歩いて行って…
木に留まってもらうことが出来ました。
これが約1週間ほど前の出来事なので、もしこのセミがこの後無事に飛び立つことが出来ていたとしても、どこかでもう寿命を迎えているかもしれません。なんて儚いんでしょうか。
できれば楽しいセミ生を送ってくれたことを願います。
(Y)