先日『ヨシタケシンスケ展かもしれない』を観に行ってきた。
絵本好きの私。
きっと子供の頃より今の方が好きかもしれない。
小さい頃読んでいたのは、
「しあわせの王子」
「人魚姫」
「したきりすずめ」
「イソップものがたり」…、
どれも思い出深い絵本ばかりだが、
今の絵本とは色彩含め大きく異なるような気がする。
30代の頃に話題になった、
愛子様が幼い頃よくお読みになっていた「うずらちゃんのかくれんぼ」。
私はまだ子供もいないのに思わず書店に駆け込み購入した。
その頃から更に絵本好きとなった。
今回の『ヨシタケシンスケ展かもしれない』。
子供だけではなく大人もヨシタケさんの妄想の世界に連れて行ってくれる。
手作り感あふれる入口だが機密に計算されている。
順路は特に決められてなく、
入場者の気の向くまま好きな方向へ進んでいく。
何より驚いたのは、
曲線の壁一面にスケッチメモがびっしり展示されていた。
その数2500枚以上だ。
どんな時も必ず持ち歩いているのだろうか、
細い線で描かれたスケッチと、
頭の浮かんだままの言葉が小さな字で書かれていた。
どれも思い当たるような…、
身近な感覚や出来事をヨシタケさんの世界観で笑わせてくれる。
またヨシタケさんが考案した立体物や、
愛蔵のコレクションがたくさんあり、
展示スペースの隅まで、
ヨシタケさん流のおもてなしがいき届いていた。
9月2日まで横浜のそごう美術館で開催されている。
平凡な日常にヨシタケさん流の妄想がよいスパイスになる…かもしれない。(m)
【横浜】「ヨシタケシンスケ展かもしれない」(そごう美術館) – とことこ湘南 (shonan-sh.jp)