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大好物の鰻。
先日「土用の鰻」だったが、
残念ながら食べる機会に恵まれず悶々としていた。

そもそも「土用」とは…、
立春、立夏、立秋、立冬の直前の約18日間を指し、
季節の変わり目にあたる。
特に暑さで体調を崩しやすい夏の土用は昔から重要視されていた。
「土用の丑の日」に『う』がつくものを食べると縁起が良いという言い伝え。
『うどん』、『梅干し』、『うり』…。
消化の良いものを食べて夏を乗り切ろうと縁起を担いでいたようだ。
江戸時代、鰻は本来の旬は冬。
夏の鰻は売れないことから蘭学者・平賀源内に相談し、
「本日土用丑の日」と店頭に張り紙をしたことから
「土用の鰻」が始まったとか。
まあいろいろ説はあるようだが、
鰻の栄養価は本物だ。
ビタミンＡ、Ｂが多く含まれ疲労回復や食欲増進に良い。
スタミナ源として夏バテ防止に持ってこいだ。

食べ損ねていた鰻が頭から離れず、
午前の仕事を終えると、
今年5月に茅ケ崎駅近くにオープンした「鰻の成瀬」へ向かった。
甘いたれの香りがほのかに漂う店内。
さっぱりとした清潔感溢れる店内は、
ひとりでも入り易い空間が広がっている。
鰻の量で異なる価格の松竹梅。
今回は竹を注文した。
数分で午前が運ばれてきた。

お重を開けると美しい艶やかな鰻。
ふわっとした真っ白な身に、
香ばしいタレが絶妙に絡み思わず笑顔になる。
途中タレを足すこともでき、ご飯が進む進む。
あっという間に完食だ。
驚くのは価格！
リーズナブルな鰻重に心もお腹も満たされ至福の時。
これで夏を乗り越えることができるだろう。
ただ今年は酷暑。
もう一度…、鰻重のお世話になりそうだ。（ｍ）
鰻の成瀬　茅ヶ崎店 【2024年5月25日(土)オープン！】 – とことこ湘南 (shonan-sh.jp)