茅ヶ崎の暁の祭典。
今年もこの日がやってきた。
まだあたりは真っ暗な3時半。
遠くから微かにシャンシャンと鈴の音が聞こえてくる。
この規則正しい波動が心地良い。
子供の頃からこの日が楽しみだった。
意味もわからずただお神輿が通過するだけで心が躍った。
担がせてもらった20代。
今は見て楽しむ専門。
180年前、国府祭に参加した寒川神社の御輿が、
途中相模川に落ち行方不明となり、
南湖の浜の漁師がご神体を見つけ
神社に届けててくれたことをきっかけに、
そのお礼として始まった説がある。
お神輿を取り囲むように道いっぱいに
大勢の人で埋め尽くされた。
掛け声とタンスの音、鈴の音と、
身体全身に響き渡る。
海にはすでに多くのお神輿が集結。
まだまだ所定の位置には留まらず浜を練り歩く。
多くの人で賑わう西浜で約40基の御輿が勢揃いした。
いつの間にか雲が切れ青空が広がり始めた。
2024年夏本番。
茅ヶ崎の暑い、熱い夏が始まる。(m)