早いもので今年も残すところ2週間。
今年は12月になっても気温が高い日が多く、
なかなか年末らしさが感じられない。
いつもなら11月ごろからヒートテックを着ているが、
今年はまだ一度も着ていない。
それでも明日からはキーンと空気は冷たくなり、
冬らしい気温になると予報が出ていた。
さて、今年の冬至は12月22日金曜日だ。
一年で最も昼の時間が短く、
夜が最も長い日のこと。
我が家の冬至は
「柚子風呂に入りカボチャを食べる」ことぐらいだが、
調べてみると他にもいろいろあるようだ。
昼が短い…生命の象徴である太陽の力が
最も弱い日ということで、
「死に最も近い日」と考えられてきた。
またこの日を境に日が延びていくことから、
陰から陽の気に向かう折り返し地点。
「一陽来復」の意味を持ち、
みそぎの意味合いで柚子湯につかる風習がる。
カボチャは太陽の恵みをたくさん受け育った野菜。
常温での保存が可能で栄養価も高い。
バランスの良い野菜であり、
古くから風予防の食材としても親しまれてきた。
また運気が上がるということから、
冬至に「ん」のつくものを食べると言い伝えられてきた。
ニンジン、キンカン、
南瓜も音読みすると「なんきん」となり縁起も良い。
冬至粥の風習もあるようだ。
お祝いの日に赤飯を炊くのと同様に、
小豆の赤色が厄を払い運気を呼び込む縁起物とされた。
昔から「冬至に柚子湯に入ると風邪をひかない」と
我が家でも言い伝えられてきた。
香り高い柚子湯は身体を芯まで温めてくれる。
これもずっと我が家で使われてきた母のお手製の柚子袋。
柚子を半分に切り袋に入れる。
お風呂の中で一人2つ潰し香りを楽しんでいた。
冬至は冬の一つの節目。
季節を楽しみながら、
これから過酷な年末までのカウントダウンを
乗り越えていきたい。(m)