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こんにちは！ とことこ湘南編集部Yです。
先日ブログで書いた、上野で恐竜展をハシゴした話の続きの続き。というか、余談です。

前回までのブログはコチラ
【とこ湘Blog】恐竜展ハシゴ その①「恐竜博2023」
【とこ湘Blog】恐竜展ハシゴ その②「恐竜図鑑」

その②で書いた「恐竜図鑑」で起こったことなのですが、恐竜すらあまり関係がなく、前回に含めるとかなり余計な話になってしまうので省いた話です。でもどうしても書きたかったんで今回の話題とさせていただきます。すみません。

展示の後半、現代の作家さんたちによる作品のゾーンにあった、下記の作品。
同展は大半のエリアが撮影OKだったのですが、一部禁止の作品もあり、こちらも撮影不可の作品だったので公式さんのツイートをお借りしました。

https://twitter.com/kyoryu_zukan/status/1656803876371308544

藤浩史さんによる立体作品《Jurassic Plastic》。

藤さんは家庭から出るゴミ、プラスチック問題に対する取り組みとして「かえっこ」を発案。子どもたちが遊ばなくなったおもちゃを持ち寄って「かえるポイント」という専用の通貨に交換し、自分が欲しい他のおもちゃをそのポイントで買うことが出来る、というリサイクルを体験できるお買い物遊びなんだそうです。
全国あちこちで「かえっこ」を行ううちに、どうしても不人気のおもちゃは残っていってしまう。この余りもののおもちゃを使って作られたのが《Jurassic Plastic》なのです。

完全に役目を終えて、子どもたちに手にしてももらえないおもちゃたち。地上から完全に去ってしまった巨大生物たちの姿を象ったこの作品はカラフルで楽しげですが、ストーリーを知ってから見るとどこか静かで哀しそうです。
スター・ウォーズファンをテーマにしたドキュメンタリー「ピープルVSジョージ・ルーカス」で、スター・ウォーズのおもちゃやフィギュアを集めまくっているマニアが「俺が死んだら何が残る？ プラスチックごみの山だ(笑)」と自嘲するシーンがあるのですが、そんなことも思い出します。

そしてですね。
急にくだらない話になって恐縮ですが、なんとこの作品の中に、いたんですよ。

こいつが。

去る6月1日に書いた日記【とこ湘Blog】自由研究「虫のキャラクターと足の数」で言及した、足4本の虫のおもちゃが。

わざわざ読み返すほどのこともないので要約すると、

というだけの話なのですが、実際きっかけとなった虫のおもちゃを見たのが随分前だったためにもう本当にそんなものを見たのかすらちょっと自信が無かったんですよね。検索しても出てこないし。
その、正に、私が見た4本脚の虫が《Jurassic Plastic》の黄色いおもちゃゾーンに大量に居たんです。

無理やりいらすとやさんで表現するならこんな感じです。

「お、お前……あの時のあいつじゃないか！！！」
と「二十世紀少年」のケンヂみたいに心の中でつぶやき、写真を撮れないのを惜しみながら凝視。
記憶違いでなかったことと姿を確認できたことで自信を得た私は今一度捜索を再開し、無事「2008年の『ビー・ムービー』ハッピーセットに含まれた『水すましのワリー』」であることまで突き止めることが出来ました。

マクドナルド公式にはまだ情報が。ワリーの姿が確認できます。ぜひご覧ください↓

https://www.mcd-holdings.co.jp/news/2008/promotion/promo0117.html

いやー、懐かしい。そしてやっぱり不自然。
ハチのキャラ達は直立しているのになぜかワリーは4つんばいで、「虫なのに何故」感を際立たせてしまっていますよね。
しかもプルバックで羽が開いたりしながら前後に進むのか……。《Jurassic Plastic》に潤沢に使用できるほど余ってしまっていたのも悲しいかな、納得がいくような。

でも少なくとも、私は再会できて嬉しかったよ、ワリーたち。
腐らず、元気でな。

(Ｙ)