こんにちは! とことこ湘南編集部のYです。
この時期、私たち編集部は毎年7月初旬に発行している新聞折り込みのミニコミ紙「夏の甲子園応援号」を制作しております。
一番の目玉は地元の高校野球部の取材記事。つい先日も藤沢市北部の慶應義塾大学湘南藤沢高等部にお邪魔しました。
無事取材を終え(記事をお楽しみに!)、少し離れた駐車場まで立派なキャンパス内をのこのこと歩いていたら…
何かを目撃しました。
ちょっと寄り道して近寄ってみると…
きのこです。それも目茶目茶でかい。
でかさが伝わる丁度良い比較対象が見つからなかったので、自分の手と一緒に撮ってみました。いかがでしょうか。すごくないですか!?
キノコって成長スピードが速いイメージがあるんですが、どれぐらいの期間をかけて成長したのでしょうか。
何本か点在していました。これくらい遠くからでもばっちり存在感があることからも、でかさを実感しますね。
「きのこ でかい」「大きいキノコ 茶色」等々、思いついたワードで検索してみたのですが、これだという種は見つからず。
ふと、「慶應義塾大学湘南藤沢 きのこ」と検索したら、奇跡のヒット!!
なんと、正に同校の教授が記事をアップしてくれていました。
菌とウィルスとSFC (環境情報学部長補佐/湘南藤沢ITC所長/環境情報学部教授 中澤 仁氏)
上記ページ最初に出てくる写真の一番右、「イグチの一種」というやつではないでしょうか。
wikiによりますと、イグチは傘の裏が所謂シイタケ等で見るような放射状のヒダではなく、沢山の小さな穴=菅孔(かんこう)が見られるのがわかりやすい特徴なのだとか。
横からの写真だと裏にヒダは無く、菅孔状になっていることがよくわかります。これは間違いない!
イグチの仲間には食用になるものが多く、俗に「イグチに毒無し」という言い回しまであるそうなのですが、例外的に毒がある種類もあるみたいです。このイグチはどうなのでしょうか。食べられるとしたら相当食べごたえがありそうです。肉厚で、焼いたらジューシーでおいしいかもしれませんね。あくまで食べられたらですが。
緑豊かなキャンパス内で、予期せずして珍しいものを観測させてもらえました。
自分が生徒だったらもっとじっくり散策したいところですが、カメラを持った謎の部外者ですので、警備員さんが来る前に退散しました。
私(Y)はこれまでにもスタッフブログやTwitterで発見したキノコの話をしてきたのですが(何で?)、ブログの移転などで記事があちこち散逸してしまっているので、これまでの写真もアーカイブします。
↑2013年7月、会社のベンチに突如現れたサルノコシカケ的キノコ。このある日突然気が付いたらいるゲリラ的な存在感が謎でたまらんのです。
↑2014年10月、高砂緑地で観測。これもかなり大きかったはずですが、残念なことに比較対象を撮影していませんね。色合い的に一番おいしそうかもしれません。
この日記を書くにあたって、昼休みに高砂緑地に行ってみました。しかし、キノコ見つからず。
そのまま茅ヶ崎市美術館の前の散策路へ。
辛うじて見つけた小さなキノコを撮影。上の大きい奴と同じ種類でしょうか。
そんなに思ったようにでかいキノコなんて生えてないよね、とあきらめかけたその時!!!
で、でたあ!!巨大キノコ!!!! 隣の折り畳み傘(約23cm)を見てください。中々ですよね!?
管理の方に「こんなものにこれ以上成長されたらまずい…」と伐採されたのか、根元から折れて虫がたかっていました。生前の姿に出会いたかった…。
キノコって本当に多種多様な種類があって、現在日本で食用にされているだけで約300種。更に、人に観測されている種だけでも約2,500種、そして未知のものはその2、3倍があると予想されているのだとか。
まさかこんな身近に新種は生えていないでしょうが、なんてキノコか分かったら楽しそうですよね。
良さそうなハンドブックとか探してみようかな、と思う今日この頃です。
(Y)