こんにちは! とことこ湘南編集部Yです。
6月に突入しましたね。本日より、「今月のプレゼント」が変わります。
6月のプレゼントはサントリー美術館「虫めづる日本の人々」無料観覧券です。
「虫めづる」って可愛くて、風流で、素敵な表現ですよね~。
昔から、日本の美術作品には多くの虫(昆虫の他、クモ、カエル、ヘビなどの小さな生き物も含む)が登場しており、これは中国から渡ってきた「草虫図」の影響なのだそうです。源氏物語、伊勢物語などでも鈴虫、蛍といった、虫たちが描かれ、絵だけではなく服や身近な道具などにも虫がモチーフとして用いられることは珍しくありません。
苦手な方も多い生き物ですが、昔から虫は小さな季節の風物詩として、愛でられる対象でもありました。
まあ、昔の人も勿論、蚊に刺されたりダニが湧いたり、虫に悩まされてもいたでしょうけど…。
上記のバナーで使用されているのは江戸時代の「きりぎりす絵巻」。タマムシのお姫様を巡る恋物語らしいです。面白そう! ぜひ、通しで全部見たいですね。
ところで、この絵を見ていて以前から持っていた疑問がふつふつと蘇ってきました。
キャラクター化された虫って、4本足(というか手2本、足2本)のことが多いですよね。
6本でも良くないですか? 昆虫は足6本ですから。
本当にずっと昔の事なんですが、マクドナルドのハッピーセットが虫のおもちゃだったことがあり、その虫が4本足だったんですよね。
こうじゃなくて、 |
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こうでした。 |
なんかそれは変なんじゃないの? って思ったんですよ。
こんな感じで、かなり人間に近い擬人化をされていたら、まだわかるかな、と思います。
でも、六本足でも悪いとは言えませんよね? 自分でも大した問題じゃないとわかっているので語調が物凄く弱弱しいんですが。
本当に個人的な好みでしかありませんが、あくまで私は、6本の方が自然で良いかな…という感覚です。
2本足、2本手(ってあまり言いませんね)だと、子どもに足もがれた虫を連想してしまってあるべきものが無いように見えるというか。
でも自分以外の皆様がどう感じるかは誰にも聞いたことないので全然わかりません。同じようなことを言っている人もみたことありませんし。
そんな訳で、ウィキペディアの「Category:昆虫を主人公にした物語」に掲載されている作品を中心に調べてみました。
以下、まだ興味を持ってくださっていたらご覧ください。
※「ザ・フライ」やゲーム中の敵のような、モンスターやクリーチャー扱いのものは除き、親しみを持たせる場合の擬人化に限りました。ちょっと別の話になってしまうと思ったので。
「キリギリス絵巻」
⇒手2・足2の4本
「ピノキオ」のジミニー・クリケット
⇒手2・足2の4本
「アリとキリギリス」(ディズニー)
⇒手2・足2の4本
「バグズ・ライフ」(ピクサー)
⇒混在 (主人公のアリは手2・足2の4本、敵のバッタは手4、足2の6本)
「アンツ」(ドリームワークス)
⇒手2・足4の6本
「アンツ」は唯一のケンタウロス型。この発想はありませんでした
「ビー・ムービー」(ドリームワークス)
⇒手2・足2の4本
「バッタくん町に行く」(フライシャースタジオ)
⇒手2・足2の4本
「ジャイアント・ピーチ」
⇒手4、足2の6本
「スペースバグ」(日韓合作のアニメ)
⇒手2・足2の4本
「みなしごハッチ」(日本のアニメ)
⇒手2・足2の4本
「みつばちマーヤの大冒険」(日本のアニメ)
⇒手2・足2の4本
「Bug Fables 〜ムシたちとえいえんの若木〜」(ゲーム)
⇒手2・足2の4本
「おしりかじり虫」(みんなのうた)
⇒手2・足2の4本
も、もうこれ以上調べても時間の無駄ですかね(;_;)
当然!みたいな顔して「虫の足は6本なんだから、キャラクターもその方がいいよねぇ」なんて誰かに言わなくて良かったです。こんなに少しのサンプルで統計がとれてしまうほど、多寡がはっきり分かれるとは。
とはいえ虫に近い、前述のハッピーセットみたいな四つん這い(六つん這いと言ってもいいかもしれません)のイラスト等は流石に6本足が多いようでした。
「バグズライフ」では、主人公たちは4本、悪い奴らは6本、というのが象徴的ですね。
ここから推測するに、
・人間により近い方が親しみが持てる
・6本だと不気味
というイメージがあるのかもしれませんね。
一応、虫は6本脚な所もかわいい、キャラクター化した際に6本脚でも虫らしくてかわいいはずだと思う人間として、説得材料になるかと思い描いてみたのがこちらです。
不気味…でしょうか。描いてみてわかったのですが、アニメーションとして動かすときに一々面倒くさい、という理由もありそうですね。
無駄にマンデラエフェクトの扉を開けてしまいそうな絵になってしまった事をお詫び申し上げます。
あと、モータルコンバットにこんな奴いましたよね?(じゃあやっぱり不気味じゃないか!)
お跡がよろしいようで。長々とくだらない日記失礼いたしました。
ここまで読んでくださった、恐らく虫めづる気持ちが人一倍強いであろうあなたは、ぜひこちらからのご応募もお待ちしておりますm(_ _)m
⇒【無料観覧券プレゼント】「虫めづる日本の人々展」 @サントリー美術館(東京・六本木)
(Y)