散歩に海まで出ると、
ゴールデンウィークだからか賑やかさが増していた。
初夏の香りが漂う5月。
庭の楠木も緑が色濃くなり茂り始めている。
5日はこどもの日。
子供の成長を祝う日と思っていたが、
先日TVを観ていると「母の日」でもあると言っていた。
調べてみると国民の祝日に関する法律には、
「こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに、
母に感謝する」と記されている。
そもそも、
こどもの日である5月5日は「端午の節句」。
昔は季節の変わり目の厄除け行事だった。
軒に菖蒲をさしたり、
菖蒲をお酒に入れて飲んだりしていたそうだ。
その菖蒲が「尚武」や「勝負」と、
験担ぎから体の強い男子になるよう、
また健やかに育つようにと男子の節句となっていったようだ。
そして健康な男子を産むには、
母親が健康であるようにと願う日となった。
柏餅この日に食べるのも意味がある。
新芽が出るまで古い葉が落ちない柏の葉。
こどもが生まれるまで親は死なないという意味を込め、
柏餅が食べられるようになっていった。
こどもの日が母にもスポットが当たっていたことを知ると、
なんだか嬉しくなってしまう。
奈良時代から続く「端午の節句」の伝統行事と、
戦後に定められた「こどもの日」。
5月5日には男女問わずみんなの成長を祝い、
「お母さんありがとう!」の意を唱える大切な日。
このゴールデンウィークが皆様にとって、
素敵な週となりますように!(m)