春の渡りというように、
秋にやってきて
越冬した渡り鳥のカモや白鳥たちは、
春になると北へ帰って行き、
入れ替わりにツバメたちが
南からやってくる季節。
ふと耳を澄ますと、
細い可憐な鶯の鳴き声や、
リズム感いっぱいのシジュウカラ、
ヒヨドリの溜めを効かせた鳴き声などが
心地よく鳴り響いてくる。
そして空を見上げ、
鳴き声の先を探す。
この時期は繁殖期であるからなのか、
つがいで見かける事が多い。
以前Blogに書かせていただいた
カラスのアイダくんのように、
一匹狼で行動している鳥も見られるが、
中睦まじく適度なソーシャルディスタンスを取りながら
声を響かせている光景を
最近よく見る。
鳥の脳は小指の爪ほどしかない筈なのに、
私には小さく囁きながら
愛の語らいをしているように
思えてならない。
首を傾げたり、
ちょっと近づいては少し離れたり…。
小鳥も恋の駆け引きをしているのか…。
なんとも微笑ましい姿である。
そんな姿を見ると、
心が暖かくなり
優しくなれるような気がする。
夕食の献立に小鉢を一品プラスしよう。(m)