こんにちは! とことこ湘南編集部Yです。
藤沢市大庭の、「大庭城址公園」のあった場所にかつてあった中世の山城・大庭城。地元の貴重な遺跡として、これまで何度かとことこ湘南でも記事を書かせていただいておりました。
その大庭城跡がこの度、2021年11月26日に、新たに藤沢市指定史跡になりました!
これを記念して現在、なんと大庭城の御城印が販売されているのです。
「御城印」はお城版御朱印のようなもので、全国のお城で登城記念に購入できます。
お城それぞれでデザインに工夫がされていて、家紋や有名な城主の名前が入ったもの、または城主の名前がメインのお城印もあったりと、収集欲をくすぐるものとなっております。
私はコロナ以降に興味を持ったため、未だ集め始めてはいないのですが、今年5月、小田原城の天守閣復興60周年の御城印(写真右)がどうしても欲しくて小田原城にだけ行ってきました。歴代城主の家紋5つが入ってなんだか豪華な雰囲気!
写真左は戦国時代版。小田原城と言えば一番にイメージが浮かぶ、北条氏の家紋が入っています。真ん中は江戸時代版で、家紋は後期大久保氏。摩利支天の文字と梵字が超格好良くて気に入ってます。
あとのお城はコロナ明けたら行きたいなぁーと思っていたら、まさか一番身近な大庭城のものが! これは全国でもレアだぞ!! と大喜びでゲットしに行ってまいりました。
コチラです!
家紋は扇谷上杉氏ですね。向かい合う雀が可愛らしいです。
落とされてからは、小田原北条氏からはいまいち使用されたのか謎な大庭城ですが、少なくとも扇谷上杉氏の時代には重要な防衛拠点だったようで、現代に至ってからも館跡をはじめ、重要な遺構も多く見つかっていることから結構重要な存在らしいのです。やっと指定史跡になったことは非常に喜ばしいことだと思います。
ですが、以前取材に伺った大庭城についての講演会では、相模北条氏については多数の本も出版されている歴史学者の先生より「国指定にしても良いほど」と、大庭城の高いポテンシャルを評価されていたんです!
大庭城について詳しいパンフレットも一緒にもらえます。
本当は日付も入れて欲しかったのですが…実はこちらの御城印、現在は大庭城址公園ではなく、藤沢市本庁舎8Fの郷土歴史課で販売しているのです。(私も間違って公園に行くところでしたので欲しい方はお気をつけて!)
だから正確には「登城記念」にはなっていないのですが、私は幼少期から遠足、お花見、休日のピクニックなど何度も登城しているので良しとします。
いただいてきた印を見ていると、昔から親しんできた公園が、城として全国的に認知されていくのかも…とワクワクしてきます。
頑張れ大庭城!
目指せ、国指定!
300部限定との事なので、欲しい方はお早めに市役所へ!
(Y)