梅雨明けと同時に
強烈な暑さが続くこの頃。
夕方の犬の散歩も
暑さのため1時間遅らせ、
最近では5時半頃に行っている。
時折流れる潮風が心地良いが、
まだまだ暑い。
それでも犬は尻尾を上げ喜んで
海に向かう。
サイクリングロードの
竹の防砂柵から海を眺めると、
熾烈な戦いが繰り広げられていた。
トンビが波打ち際で大きな魚を
貪り食べているところに、
カラスが横取りしようと狙っていた。
当然体の大きさからしてトンビが強い。
だがトンビは単独。
カラスは仲間を引き連れ5羽。
DF・MF・FWのそれぞれのオジションに
カラスがいる。
どんな会話がされているのだろう。
トンビの行動に対応出来る距離を取り、
徐々ににじり寄り‥
遂に獲物を奪い取った。
毛利元就の「三本の矢」を思い出してしまった。
1本では簡単に折れる矢も、
3本では容易に折ることは出来ない。
3羽ではなく5羽ではあるが、
団結、結束、協力で成し得た。
トンビには数度食べ物を持ち攫われた
苦い思い出がある。
が、ちょっとこの日は可哀想に思えた。
自然界の生き抜くための凄まじさを目撃した日となった。(m)