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【とこ湘Blog】谷川俊太郎さんと、自分の遠い記憶

投稿日:2024年11月20日
2024112001
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こんにちは!
合唱祭のことを書こうと思いながら(とても良かったです!)既に一か月近く経ち、
急激な日々の気温差についていかれないamです!

詩人・谷川俊太郎さんが亡くなった、というお話を耳にし、
小学校の記憶が蘇ってきましたので
ちょっと書かせていただきます。

小学校6年生のある日、担任の平野先生が模造紙を持ってきて、
この模造紙に毛筆で一人一行ずつ詩をうつして書いて
教室の後ろに張りだすことになりました。

その詩には、
ミニスカート、プラネタリウム、
アルプス、ピカソ、
犬が吠える、ブランコが揺れる、
そんな単語や文が並んでいました。

平野先生は、特にその詩の内容について解説をしたり
授業で取り上げたりはせず、
ただ一人一行ずつ筆で模造紙に書き、
教室の後ろに張り、
たまにみんなでその詩を読み上げる、ということを
何回が行いました。

なんだろう、この詩は。
正直、小学生の自分には良く分からず、
ただ、いろいろな言葉や場面が並ぶおもしろいもの、
という印象でした。

小学校を卒業して、しばらく経って、
もう大人と呼ばれる年齢になってから、
ふっとこの詩のことを思い出し
(どこかで目にしたのかもしれません)
なんだかわからないけど、生きるって、そういうことなんだ、と
妙に腑に落ちたことを覚えています。
それと共に、あの小学生の頃の、ザワザワした場面がぼんやりと蘇りました。

谷川俊太郎さんの「生きる」。
田舎の小学生の心に知らぬ間にひっかかっていた詩。
そして、その時に意味が理解できなくでも
時間が経ち、立場が変わり、何かのきっかけで心にストンと落ちる。
そんな“言葉”に支えられることもあるのですね。

言葉って大事。
もっと言いたいことがあって上手く伝えられないのがもどかしいのですが💦

※最初の画像は、「カムチャツカの若者」が見ていたキリンの夢の勝手なイメージです 笑

am

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