こんにちは! とことこ湘南スタッフのYです。
上記写真は、桜道に今年4月OPENしたマラサダ専門店「Shelly’s」さんのマラサダです!
生地がふっわふわ。揚げたては他のどんなパンとも違う”新食感”とも言えるような柔らかさで最高です(๑´ڡ`๑)
本日は取材でお邪魔したのですが(ページ掲載をお楽しみに!)、その前に改めて、マラサダの事を調べてみようかと思いました。
ハワイのローカルスイーツとして有名なマラサダですが、そのルーツはポルトガルのマデイラ諸島なのだそうです。
▲マデイラ諸島。著名人ではクリスティアーノ・ロナウド選手がマデイラ諸島出身とか。
このマデイラ諸島からハワイ島へとやってきた移民のポルトガル人たちが、ハワイへマラサダを持ち込んだのだそうです。
ところがポルトガルの本島の方ではマラサダは殆ど食べられてはおらず、代わりに「フィリョス」という揚げパンがポピュラーなのだとか。
(Wikipediaより引用:A portuguese desert called ‘filhós’ (bolinho feito de farinha e ovos, frito e polvilhado com açúcar e canela) Jessica LC / CC BY-SA )
▲フィリョス。マラサダと違ってぺったんこの様に見えますね
このようなことをすべてWikipediaで調べて「へぇー」などと知った気になっていたのですが、日本語ページの存在しない「フィリョス」について英語ページに飛んで見てみていると、見慣れた単語と突然出くわしました。
「Ganmodoki」
え!?がんもどきってがんもどき!?
がんもどきは別名として「飛竜頭」(ひりゅうず、ひりょうずなど)と呼ぶことがありますが、これが「フィリョス」から来ているんだそうです!(諸説あり)
確かに、この見た目と味からはとても思いつかない様な格好良い字を使った異名だなと不思議に思っていましたが、音から来たものなのですね。
日本には古くからポルトガルから宣教師が来ていたり交流がありましたから、こんぺいとうやらが持ち込まれたのと同じ様に、フィリョスが日本にやってきていたのかもしれません。
それにしたって所謂揚げパンのようなお菓子に随分格好良い字を当てましたね。(笑)
ということはハワイのマラサダと日本のがんもどきは、同じくポルトガルをルーツとする遠い遠い親戚、但し血の繋がりは無し、殆ど他人、といったところでしょうか。(それを他人と言う)
食文化の渡来や変化って面白いですよね。
(Y)