こんにちは! とことこ湘南編集部Yです。
やはりというか…今年は恐竜博も開催中止なんですね。この上なく密になる大人気イベントなので逆に開催は絶対出来ないでしょうが、恐竜好きの子どもたちががっかりしているでしょうし、準備してきたスタッフさんたちも無念でしょう。今年は仕方ないとはいえ辛いものがあります。
恐竜博、大体メインはティラノサウルスになりがち、だからってティラノなしでは寂しいしで毎年行くと同じ様な骨を何度も見るようになります。それでも恐竜に関しては毎年なんらかの新説や新発見があるので、面白いんですよね。(そして毎年ティラノサウルスの骨が見られるのも最高です)
監修に入った先生によって違った説を取っていたりするので、去年の恐竜展ではティラノは活発に狩りをしていたとボードに書かれていたのに、今年はスカベンジャー(ハイエナ等の死肉を食べる生き物)って書かれているな!ということもあります。
今年もスピノサウルスの尾の形態と生態について新しいニュースがありました。
2016年の恐竜博の際の復元図はこんなでした。
うーん。2020年のスピノサウルスはますます水中に適した姿になりましたね。大型のワニを捕食していた! というのも夢が広がります。
…これは禁句かもしれませんが、「単純に見た目としては前のほうが格好良かったな」ってこともありますよね。
ティラノサウルス類の羽毛については「大人になったら抜けていた」説を取っています。学術的な合理性に私情が混ざっているのは否定できない次第です。
ジュラシックパークに出演しているティラノはシリーズ通じて同一個体ということになっているので、新説が出ようと羽毛なしの超格好いい姿でこれは嬉しいです。恐竜好きとしてこの姿勢はどうなんだとは思いますが。
全身骨格が見つかっているとも限らないですし、まだまだ分かっていないことも多いので、こうして恐竜の復元図が変わっていくのはよくあることですが、
我が家に長年貼られていたこのポスターは中々すごいです。私が物心ついたころには存在していたと記憶していたのですが、母に尋ねたら約30年前の恐竜博で購入したものだそうです。ポスター自体には1981の文字! 古い! 昭和56年の恐竜事情がここに残されています。
ど真ん中にブロントサウルス。30年前には大概の恐竜図鑑に載っているメジャーな恐竜でしたが、アパトサウルスと同一の恐竜だとされて存在を吸収合併されていきました。(その後やっぱり別種だ!と言われていた気もしたのですが今ちょっと調べたら2015年その説が出た際の記事しか出てこなかったので明記せずにおきます)
※下段の写真、左はハドロサウルス、右はパラサウロロフスなのですがまあ骨格的には比較していいものかと思います
当時の復元図の特徴としてやたらと直立、というのがありますね。
…何このスピノサウルス!?
すましている感じと軽やかな足元が味わい深いですね。
またコロナが落ち着いたら、恐竜博で最新の恐竜事情を教えてもらいたいものです。
(Y)