こんにちは! とことこ湘南編集部Yです。
先日、在宅が続く当編集部広報係のクック(編集部が家)に、何か室内でできる仕事を…と、当人が出来るサイズのマスクを作ってもらい、その様子を動画にしてみました。
※この動画は誰も使っていない会議室で3密に気を付けて撮影されています
ぜひ、お時間のある際にご覧いただければうれしいです!
さて、動画内でちょっとだけアマビエ様が出てくるのですが、これが「ちょっと気になる」と編集部内で話題にしてもらえたので、ここでご紹介します。
動画内では上半身(?)しか出てきていないのですが、一応全身あります。
【アマビエ】
日本に伝わる半人半魚の妖怪(?)で、江戸時代後期の肥後国(現熊本県)に表れたのだそうです。当時の瓦版に挿絵付きで、
肥後国海中え毎夜光物出る。所の役人行見るに、づの如く者現す。私は海中に住、アマビヱと申す者也。當年より六ヶ 年の間諸国豊作也。併し、病流行、早々私写し人々に見せくれと申て、海中へ入けり。右写し役人より江戸え申来る写也。 弘化三年四月中旬 (Wikipediaより) |
(肥後の国の海中に、毎晩光る物体が現れていた。役人が見に行ってみたところ図のようなものが現れた。「私は海中に住んでいるアマビエというものです。今年から6年間は豊作があるけど、病も流行する。私の絵を描いて人々に見せてね」と言って海へ戻っていった。右の絵は役人から受け取ったものです。※wikiになかった部分は所々私の憶測による訳なので間違っていたらごめんなさい)
とあったとの事。この伝承が何を発端としてなのか現代によみがえって、皆でアマビエ様を描いたりお菓子にしたり、色々な形で姿を伝えて疫病退散を祈願しているわけですね。
私もアマビエ様のことを知ったのは今回が初めてなのですが、その際に思い出した話がありました。以前何かの本で読んだのですが
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夜道を歩いている際に、「そういえば昔、ここで妖怪が出たらしいね」と言う様な話をしていたら、どこからか
「いまにも」
と声がして、妖怪が現れた。
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という話です。
この妖怪の唐突さ、説明不足感、現れた意図、この後どうなったのかの謎さ加減なんかが不気味で強烈に記憶に残っていたのですが、
この機会にちょっと調べてみたところ、熊本県宇城市豊野町に伝わる「いまにも坂」という話があり、出没したのは大入道だそうです。(余計怖い!)
奇しくもこれも熊本。でも熊本に限らず、当時の日本には文明が平らげ切れていない、人の立ち入ることの無い山や谷といった豊かな自然や、行灯や提灯の灯では灯し切れない闇への畏敬や恐れの念があり、こうした伝承の生まれる余地があったに違いありません。
いまにもの大入道(怖い)に比べて、アマビエ様は説明も丁寧で話の分かる人って感じですが、「絵を見せたらどうなるのか」実は言及していないところがミステリアスで、私的にこの伝承の好きなポイントです。
この辺にも妖怪とかいたのかな。(茅ヶ崎は河童が有名ですね)
調べてみたくなりました。何か面白いことがわかったらまたご報告します。
オマケ。
ここのところ海も立ち入り自粛区域なので、過去の写真を使ってアマビエ様に行ってきてもらいました。
茅ヶ崎に出没。
クックとお散歩。
皆が海で楽しく過ごせる日が戻ってきますように。
(Y)