長男が高校に入学して早6ヶ月が過ぎました。ある日、何気なくリビングに置いてあった生徒手帳。
思えば自分の生徒手帳もまともに読んだこともないような気がして、ペラペラとめくってみました。
手帳の後ろの方には特集が組まれており、
<「知る」から始まる社会のルール>とあります。副題は「防ごう犯罪、守ろう自分」。
目次には「万引き」「政治活動」「薬物」などの文字が。
「薬物乱用はぜったいダメ!」では、薬物の恐ろしさを説明し、「自分自身や周りの人々を破壊する行為につながります。そのことをしっかり肝に銘じて、世界にただひとりの自分を、大切にしましょう」と締めくくられています。ううーん、なかなかヘビーな感じです。
「架空請求がきたら」「ワンクリック請求がきたら」では対処法、ネットトラブル解決支援サイトのURLも記載されています。私の母にも知ってもらいたい情報が満載。
「自分を守る力を身につけよう」では「ちょっとしたことに気を付けるだけで、事件・事故から自分を守ることができます」(自転車に鍵をかける、信号を守るなど)。この辺の件は丁寧に日々を過ごすよう戒められます。
そして「ストーカーの被害にあったら」では、すぐに警察に相談するとともに「相手に対して、あいまいな態度はとらない」「泣き寝入りは禁物です」とやや強めな口調。
ここまで丁寧に犯罪に関して言及していることに、社会が大きく変わったと実感します。
内容的には読み応えがあり、高校生とはもう大人の一歩手前なんだと思いました。
ちなみに、監修は岡山県警察本部(※息子の学校は神奈川県内)、生徒手帳というよりもハンディ刑法手帳のようですね。
他の高校の生徒手帳も読んでみたいのですが、ちょっとだけ貸してくれるお友達いないかな?いないだろうなあ。
(E)