おはようございます! 好きな言葉は「公私混同」、金曜日担当のスタッフEです。
かつて東京ディズニーランドが、日本一の接客と謳われていた時代がありました。
ここ茅ヶ崎に、少なくとも市内一の接客を誇る場所があります。
その名も「幸町自転車駐車場」。茅ヶ崎市シルバー人材センターのスタッフさんたちが働いていらっしゃいます。
朝の入口では「おはよう!」、入庫して出ていくときには「行ってらっしゃい」。
出庫で入場するときには「おかえりなさい」、帰るときには「ありがとうございました」「気を付けてね!」。
こんなに温かい声掛けをしてくれる人も、場所も、もはやどこを探してもないのではないでしょうか。
朝のささくれ立った気持ちで通勤する途中に、このようなふれあいがあるだけで、会社への道のりがつらくなくなります。
昨夜、ちょっとブルーな夢で目が覚めたのですが、そんな憂鬱も吹っ飛ぶわけです。背筋をピンと伸ばし、てきぱきと定期券をチェックし、一人ひとりの目を見てあいさつをする姿はこちらも身が引き締まります。暑い日も雨の日もこのテンションは落ちることなく、大人として、人として、そして日本人として目指すべき人間像。
新入社員が研修合宿する企業がありますが、ここに来るだけで社会人としての教養が身に付くのではないでしょうか。
また、場内は常に見回りされている方がおり、困ったらすぐに来て下さることも心強いのです。
私の自転車は前かごの幅が長いので、よく両隣の自転車のハンドルに噛んでしまいます。取り出そうと苦戦していると、後ろから手助けをいただいたことが何度かあります。
先日も高校生の男の子が(おそらく、この春からの駐輪所ビギナー)停めた場所が分からなくなったようで、スタッフのおじさんと一緒に探していました。そのおじさんは「どんな色?」「特徴は?」と優しく聞いてあげていて、また心が温かくなりました。ここに一日中座り込んで観察することができたら、もっと素晴らしいエピソードが取材できるはずなのですが、行きも帰りもとにかく急いでいるのでそんな余裕がない自分を省みます。
私の息子もここのおじさんたちのファンで、彼の認定する数少ない「極楽浄土に行かれる人」カテゴリーに入っているようです。私も実にそう思います。
(E)