あながあいています。底にはダンゴムシがひっくり返って死んでいます。いったい、このあなは何なのでしょう。なお、直径は6センチくらいでした。
あなの底をちょっとほってみました。なかから出てきたのがこれです。
ありじごくといいます。アリがあなに落ちると、必死になってはいあがろうとします。ところが、砂がちょっとくずれてしまって、また底に落ちてしまいます。何度もやっているうちに、だんだん動きがにぶくなります。
その瞬間(しゅんかん)、底にもぐって待(ま)っていたありじごくに砂をふっかけられ、ありのすがたが見えなくなってしまいました。
人の場合、悪いことばかりしていると地獄(じごく)に落ちるといいます。えんま大王が待っているそうです。ありじごくより、ずっと怖(こわ)いことでしょう。