洗濯の時に洗剤を入れますが、今あるようなものは、江戸時代にはありません。当時は何を使っていたのでしょうか。
その一つが、無患子(むくろじ) です。藤沢の長久保公園に採りに行きました。木の下に実が結構落ちています。茅ヶ崎の里山公園の木は、ほとんど実がなっていなかったので、うれしかったです。
それを見せると、小五のある男子生徒が、「ムクロジ? そういえば数え歌にあったよ。いちじく、にんじん、さんしょにしいたけ、ごぼうにむくろじゅ…」よく知っているものです。
さて、ナイフで皮を少し細かくして、お湯に入れてかき混ぜていると、 アワが出てくるではありませんか。生徒たちも喜んでかき混ぜています。そして、種にさわったりしています。
洗剤が無い時代の先人たちの知恵に、驚いた日でした。