はやぶさ2が「りゅうぐう」から持ち帰った砂に、アミノ酸があることがわかりました。これはびっくりです。なぜなら、アミノ酸は、タンパク質を構成するブロックのようなもので、生命をはぐくむ重要なものだからです。それが、小惑星(しょうわくせい)りゅうぐうにあるのです。
アミノ酸のブロックが組み合わされ、タンパク質ができます。私たちの筋肉や内臓から、髪の毛まで、タンパク質でできています。タンパク質のもとが、リュウグウから、発見されたのです。
ということは、条件が良ければ、地球以外でも生物が生まれている可能性があるということになります。
浦島太郎は、竜宮城から、玉手箱を持ち帰ったそうです。一方、「はやぶさ2」は、アミノ酸を持ち帰りました。2億4500万kmのかなたからです。
ちなみにこの距離は、茅ヶ崎ヘッドランドから江ノ島まで7kmなので、往復で1750万回分です。