母の日がありました。小学生のAさんは、お母さんに初めて何かをプレゼントしようと思いました。でも、その月のおこづかいは使ってしまっていて、足りません。そこで、お母さんに五百円借りました。来月のおこづかい千円から引いてもらうことにしました。 「一輪の花みたいにきれな心を持っているお母さんを尊敬している」という気持ちを、カーンネイションにこめたのでそうです。手紙もそえました。 お母さんは、目がうるっときたそうです。気に入ってくれて、玄関に飾ってくれました。 母と子の、ある一日でした。