平塚駅西口徒歩８分。マニアックな場所にある、千葉県上総エリアご当地ラーメン

平塚駅西口から、国道１号線方面に歩くこと8分。路地に面して、コの字型に連なる長屋風の一角にあるのが、千葉県上総エリアのご当地ラーメンを提供する「なないろ食堂」。一瞬「ここで合ってるの？」と思われるかも知れないが、ラーメンどんぶりの白い暖簾があれば正解。堂々と暖簾をくぐってほしい。一変して店内は木を基調とした暖かな雰囲気で、柔和な女性店主が迎えてくれる。

特製醤油とチャーシューの旨味、たっぷりの刻み玉ねぎが特長のしょうゆラーメン

なないろ食堂のラーメンは、千葉県の上総エリアで親しまれている竹岡式ラーメン。江戸時代から続く老舗醤油店の本醸造醤油で柔らかく煮込んだチャーシューの煮汁をスープのカエシに使うのが最大の特長。秘伝の魚介出汁と煮汁が合わさったスープは、何度も確かめたくなる旨味がある。たっぷり乗った刻み玉ねぎと一緒に、歯切れのよい細麺をすすれば、濃い色の割に丁度よい塩梅に。

トロトロに煮込まれたバラチャーシューも絶品。メンマは歯ごたえのある食感

トロトロに煮込まれた豚バラチャーシューは言わずもがなの美味しさ。「麺、チャーシュー、玉ねぎの絶妙な一体感を味わってほしい」から、基本のラーメンに「チャーシュー2枚｣の大盤振る舞い。また、メンマは乾燥メンマを3日間かけて戻し丁寧に味付けしており、メンマ好きにはたまらないコリコリ食感が楽しめる。