こんにちは、湘南整体です。
初秋の体について(3)になります。本日はこの時期の対策法をお伝えします。
この時期の特徴である「汗の内向」からくる「胃液の過剰分泌」をうまく経過させるために、整体法では蒸しタオル法をお勧めしています。
【蒸しタオル法】
この方法は、電子レンジなどでやや熱めにした蒸しタオルを目的の箇所に当てるものです。そして熱さが和らぎ、冷める(ぬるく感じる)まで当て続けてください。最初の温度はその熱さに少し我慢できる程度の温度が必要です。ただ温かくて気持ちいい程度では、この方法の目的には合いません。
この方法は、「やや熱め→冷める」という経過を通した温熱差刺激を利用したものです。体はやや熱めの状態では、一度緊張します。そもそも問題の箇所は硬直を起こしており、あるいは鈍くなっています。こうした所はただ温めるだけではなかなか緩みません。
そこで、「やや熱め」の刺激を加え、一度緊張をさせます。
そして、5~10分ほどでゆっくりと冷めてきます。
やや熱い(緊張)→冷める(弛緩する)
この流れを利用することで、硬直した(また鈍い)箇所が緩んできます。
カイロなどで長時間温めるのではなく、温度差を利用できる蒸しタオル法をお勧めするのはそういう意味があるからです。
【やり方】
今回、この蒸しタオルを当てる箇所は、胸椎5番(汗の出に関係)と6番(胃に関係)です。左右の肩甲骨の下角を結んだライン上が7番と8番の間ですので、そこよりも少し上になります。
この椎骨から指2本ほど左辺りが中心となるように蒸しタオルを当てます。
最初は少し熱く感じますが、時間の経過とともに冷めてくることで、その箇所が緩んできます。
冷めたら、また同じタオルを電子レンジで温め直し、再度ここに当てがいます。これを2~3回ほど繰り返すことで、より緩んできます。
なお、タオルが冷めても別にもう一枚用意しておく必要はありません。電子レンジにかけている間にポイントの箇所がさらに冷めてきますが、この冷める時間も必要ですので、別のタオルを用意する必要はありません。
この方法で、内向した汗をもう一度出すことにもなり、また胃の負担も軽減してくるので、今回の体の対処法としてご利用ください。
胃がムカムカする場合は、みぞおちに当てるのもお勧めです。
ストレスを感じている時などにも、この箇所に当てるのは有効です。
みぞおちが緩んでくると、気持ちもスッキリしてきますので、是非お試しください。