こんにちは、湘南整体です。
早いものであっという間に11月に入ってしまいました。
そこで、少し遅くなりましたが、「秋の体」をテーマに整体法の観方をお伝えします。
今回は、少し遡って「初秋の体」について書いてみました。
第1回 初秋の体
(1)朝晩の冷えから始まる体の異変
今年は夏が終わるや否や、あっという間に秋に変わった感じがありました。例年、9月から10月は雨が多いのですが、今年は記録的に雨の日が多く、しかも寒かったのが特徴です。
このため、体が寒さの時期に向かうのに追いついていけず、体調がすっきりしない方も多く見られました。
それでも、日中はまだ暑さを感じることもありましたが、朝晩は急に冷え込み、9月なのに毛布や布団まで被ることもあったのでは?
寝ている時はどうしても無防備なため、ここで風邪を引いた方も多かったようです。
さて、こうした気候変動の流れの中で、特徴的な体の異変がありました。
キーワードは「汗」です。
夏は外気温が高く、普段汗をかきにくい体も汗はかきます。面白いことに、暑い中、急激に心地よい冷房の効いた建物に入り、その中で冷たい飲料をガブガブ飲んでいると、汗は落ち着いてきますね。けれども、せっかく汗をかくことで自然と体自身が冷やそうとしていたのに、急激に涼しい所に入ることで、汗が引っ込み、行き場をなくしてしまいます。
体というのは面白いもので、この暑い時期には、汗として排泄できなった水分が腸に吸収され、その中で吸収しきれない水分を「下痢」という形で排泄します。
よくお腹が冷えたとか、冷たい物を食べ過ぎたりしたからだと言われますが、実際は体温調整の一環として出した汗が、冷房に急に当たったことで汗が内向してしまったことで、形を変えて下痢として排泄し直したものですね。
ですから、こうした下痢は止めるべきものではなく、さっと出してしまった方が体には優しいといえるでしょう。