「皮膚のアレコレ〜皮膚のブツブツ〜」
皮膚にできたブツブツの中には炎症細胞(好中球)が集まっています。
炎症細胞が集まったものを膿といい、様々なきっかけで増殖した病原体(特に細菌)を攻撃することで膿が溜まります。
まれな原因として免疫異常・腫瘍でブツブツができることもあります。
犬であれば、、、
・毛穴の中で細菌が増殖し、炎症が起こる「毛包炎」
・皮膚の浅いところに炎症が起こる「表皮性膿皮症」
・皮膚の深いところに炎症や出血が広がる「深在性膿皮症」
〜症状が出やすい部位〜
・足の先
・腋の下
・お腹
・背中
・しっぽの付け根
主な治療法は抗生物質等の薬物療法ですが、シャンプーや保湿剤を使用して症状を落ち着かせたり、除去食療法なども症状を抑えることが可能な治療方法です。
痒みを感じると、その部位を引っ掻いたり舐めたりしますが、その行為によって皮膚はますます過敏になり炎症が増殖し、更なる痒みへと繋がります。
“痒み”を早期に緩和し悪循環を断ち切ることが治療において極めて重要です。
ブツブツが治りにくい場合は体質や重い病気が影響している可能性が考えられるので詳しく調べてみましょう!