ももの葉鍼灸院の小宮です。
今回は梅雨だるとも言われている梅雨の体調不良のお話です。
今年は例年に比べて梅雨入りが早いようです。
関東ももうすぐ梅雨入り宣言があるのだと思います。
梅雨に入ると体調を壊されて当院に来てくださる方が増えます。
一般の方の3割、50代からは7割の方が体調を崩されるというデータもあります。
梅雨になると
頭痛、めまい、
倦怠感、むくみ、
胃腸不良
などの症状が出ることが多いです
ではなぜ梅雨になると体調不良の症状が出てくるのでしょうか?
その理由
① 梅雨になると、高気圧と低気圧が頻繁に入れ替わります。特に低気圧が活発化するので副交感神経が働き過ぎて血管が膨張します。そのため、頭痛、眠気、倦怠感を感じることになります。
② 身体の水分調節ができなくなる。
梅雨の時期は湿度が高いため、身体の中に必要以上に水分が溜まってしまいます。
又、湿度が高いと、自律神経の機能も低下し、水分代謝がうまくいかなくなります。
余分な水分が体内に溜まると、その水分が血管を圧迫し血流が悪くなり、頭痛やむくみ、倦怠感などの症状がおこります。
③寒暖差が大きい
梅雨の間は雨によって気温が下がったり、晴れ間になり日差しにより一気に温度があがったりします。
自律神経が体温を調節しますが、頻繁に調節するため、疲労がたまります。
この様な理由から梅雨の時期は体調を壊しやすくなります。
気圧、湿度、気温の頻繁な変化が自律神経の機能を低下させるためです。
自律神経を整え、身体の余分な水分を出すことが大切です。
良く寝る、消化の良い物をたべる、日中に少し運動するなども大切です。
薬膳茶では、
ハトムギ
トウモロコシのひげ
利水のものなので身体のいらない水分を出してくれます。
ジャスミン
気を巡りをよくし、湿を流す効果、リラックス効果
ナツメ
気血を捕う効果 (食べ過ぎに注意)
などがよろしいかと思います。
鍼灸治療も自律神経の乱れにとても効果的です。