野球少年の彼は、小学校の放課後の時間は友だちと公園で元気に遊びます。
そしてダッシュで三味線の稽古にやって来るのですが、バットが二本突き刺さったリュックサックと靴下は砂まみれです(^-^;
サザンも歌う「砂混じりの茅ヶ崎~♪」を体現・・・。
今日の彼の呟き。
「何かさ~、三味線は三味線らしい曲、日本料理のレストランとかのBGM で聴くみたいなさ~、そういうの弾く方が合ってると思う。」
「だってさ~、知ってる曲(アニメソングやポップス)は音が凄い離れて飛ぶじゃん。だから弾けないんだよ。」
「だから暫くはこう言う曲(お江戸日本橋)とかを弾くのでいいや。」
三味線のお稽古を初めて一年数ヶ月。
彼なりに色々考えているのだな~と嬉しく思いました。
当初はYouTubeで見た津軽三味線に憧れてやって来た彼、まずこの教室が地唄三味線を習う所と知ってガッカリし、辞めるかと思いきや「一年は続けてみる」と宣言。
しかしながら地味な基礎練習には身が入らず、アニメ映画音楽「すずめの戸締まり」が弾きたいと言うので、楽譜を書き起こして練習してみるも、その難しさから挫折(^-^;
現在地の彼のお気に入りは「お江戸日本橋」です。
絶対音感の持ち主で、私が弾いた手本を覚えて弾きます。
苦しくもあり、楽しくもありの芸事。
出来るだけ続けて欲しいな~と思っています。
彼が帰った後、置き土産の「砂」を掃除したことは言うまでもありません(笑)。