昨日は強い日差しが照りつけて、とても暑かったです(^-^;;
決死の覚悟(ちょっと大袈裟?)で車に乗り込み、横浜市某所へ。
私が五歳で師匠の門を叩いてから何十年もの年月、師匠の右腕として常に門下生たちのリーダー役だったHさんのお宅へ向かいます。
もうHさんはいません。その息子さんに会いに行きます。
息子さんは十年近く、高齢になって色々不自由になったお母さん(Hさん)のお世話をしておられました。
晩年はもう琴を弾くことも無かったそうですが、Hさんは大師範として長年琴教室をされていたので、楽器や道具類が残っています。
それらの引き取り依頼が師匠の方にあり、私が代理で伺うことに。
コロナ禍に旅立たれたHさんとはきちんとお別れのご挨拶が出来ておらず、今回、御仏前に手を合わせることが出来てとても良かったです。
Hさんはよく私の子ども達に「ポッポあげるからね~」と満面の笑みで仰って、必ず買って来て下さいました。
ポッポと言うのは豊島屋の鳩サブレのことです。
私もポッポをご仏前にお供えしたい!と思って、2ヶ所お店を巡るもゲット出来ず、泣く泣く別のメーカーのサブレを持参しました(Hさん、ごめんなさい(>_<)。
息子さんとは色々とお話が出来ました。
Hさんの思い出話は勿論ですが、お話しているうちに息子さんも実は音楽にかなり関わりが深いことがわかって驚きでした。
学生時代からマンドリンやギターにのめり込み、一時期は先生として100~150人の生徒を朝から晩まで教えていたのだそう!(体が持たないということで、3年でお辞めになったそうです(^-^;)
今もお仕事の傍ら、マンドリンオーケストラの団員として活動し、つい先だって30周年記念定期公演もされたのだとか。
私も先週、とあるお宅で初めてマンドリンを鳴らす体験をさせて貰ったばかりだったので、このマンドリン繋がりは不思議な気分・・。
マンドリンオーケストラは団員同士が仲良く、居心地もよく、結成当初からどんどん増えて大所帯になっているそうで、みんなが音楽を心から楽しめる環境って理想的だな~と思いました。
邦楽もそのように愛好者が増え続けるには、どうしたら良いのだろう・・と考えさせられました。
Hさんが繋いでくれた縁、いつかマンドリンオーケストラを生で聴いてみたいです(^-^)