先日、秦野市の自治会館和室で小さな演奏会がありました。
Nさんは箏を長年の趣味とし真摯に取り組んで来られたのですが、古稀を一つの区切りとして、お子さん・お孫さん・ご友人にこれまでの集大成の演奏を聴いて貰うことが夢だったと言います。
私は同じ師匠についている仲間として、演奏のお手伝いをさせていただくことに。
Nさんのお誕生日に開催された演奏会は、ご主人を初め、三人のお子さんも手伝いに駆けつけ、お孫さん、趣味のお友達、ご近所の方(犬の散歩の途中にフラッと立ち寄ったという方も!)が集まり、とても暖かな雰囲気でした。
そして室内にはNさんの小学2年、3年の頃のお習字 (非常に達筆でびっくり!) や、現在まで書きためた作品が飾られて、その人となりを垣間見ることが出来ました。
演奏は筑紫歌都子作曲「荒城の月変奏曲」「流れ」、宮城道雄作曲「さらし風手事」、いずれも難しい曲ですが果敢に挑戦されました。
他に賛助出演の鶴田先生(尺八)は長渕剛の「乾杯」を、自作のカラオケ伴奏付きで吹奏され、私もちょっと気軽な曲をと思い「ジュピター」「糸(中島みゆき)」を弾かせていただきました。
無事に会を終えてホッとした表情のNさん、この日に向けて全力投球したので、この後はご褒美で旅行の計画があるそう(^-^)
でもまたすぐに箏を弾きたくなると思います。ご本人も一夜開けて「これからの自分の課題は姿勢を良くすること!」と仰っていました。
このように人生の節目に自主コンサートを開いてみるのも素敵ですね。もっとNさんのような人が増えたら良いな~、私も非常に参考になりました。