20日(土)は横浜市の俣野別邸新春コンサートでした。
天気予報よりも早く降りだした雨。
でも楽器を車に積み込んだり、会場に搬入中は不思議と雨が小降りに。
天候が不安定な為、お客様のご来場も通常より早く、開演一時間前にはちらほら入場されて・・・。
セッティングや調絃中の私の耳に、お客様どうしの会話が聞こえて来ます。
「家から50分程かけて歩いた」「昨日も場所(俣野別邸)の確認の為に来た」「歩数が15000歩だった」等々・・・。
その内容は、ほぼ「歩くこと」がメイン!
自分の両親のことが頭に浮かび、思わず心の中でクスッと笑ってしまいました(^-^;
コンサートの冒頭、バイオリニストの坪田亮子さんが「私達が一緒に演奏をするようになって3年目に入ります・・」と話し出します。
それを聞いている私も「納得の3年目だな~」と、しみじみ感じ入り・・・。
演奏する回数を重ねて、阿吽の呼吸のようなものをお互い感じるようになって来ました。
今回新たに取り組んだ3曲のうち、メンデルスゾーン作曲「春の歌」とレハール作曲「メリーウィドウワルツ」について、私は門外漢な為、全面的に坪田さんのリードに従って合奏を作り上げました。
平井康三郎作曲「幻想曲さくらさくら」については、原曲が箏の曲なので「王道の箏らしい弾き方」で私は当初弾いていたのですが、何かしっくり来ないね・・・何でかな・・・?と。
二人で話し合ううち、坪田さんから「目から鱗」の曲想の付け方を提示されました。
最初は戸惑いましたが、提案の通りに何度か弾いているうちに品良くスッキリと曲全体を纏めることが出来たのです。
ある意味思い込みで弾いていた「さくら」の演奏に対して、別視点からのアプローチの仕方もある!ということに気づかせてくれた坪田さんに大感謝です(*^^*)
他にも春のメドレー「春よ来い、どこかで春が、花」をお客様参加型で行いました。
コロナ感染が無いとは言い切れない為「歌いたくなったらご一緒に」という消極的なお声かけに留めましたが、滝廉太郎の「花」を歌う頃には皆様声高らか!
ハモりのパートをさり気無く歌う男性もおられ、日本の音楽教育教材として脈々と歌い継がれている名曲なのだな~と思いました。(現在も中学校で歌われていることを祈ります!)
コンサート後の帰り際に「新春に相応しい選曲で楽しめた!」「次は秋の曲でコンサートをして欲しい!」「来年の新春も期待しているから是非やって!その時はたくさん友達を連れてくるからね!」等々、有難いお言葉を多々頂戴しました。
お客様の笑顔を糧に、これからも頑張りたいと思います(*^^*)