先だって行われた【(一社)平井澄子記念音楽振興会 春の演奏会】で、私が提案した新たな試みが実施されました。
それは、平井澄子作曲「新曲まんざい」のワークショップです。
会員の交流と学びを兼ねたワークショップで平井作品を体感、記憶して貰い、次世代へのバトンを繋ぐことを目的としています。
新曲まんざいの4つのパート➀語り(まんざい・やしょめ)②三味線③箏④笛・鳴り物(打楽器)、それぞれ希望のものを教わります。
私は「鳴り物」を体験させて貰いました。
和の打楽器である太鼓、締め太鼓、木魚、木鉦。これらは台の上に乗せた楽器を撥で叩きます。
中学時代は吹奏楽部でパーカッションパートでしたから、さほど苦労せず楽しんで打つことが出来ました。
しかし、チンドン屋さんが鳴らす鉦(カネ)は難しかった!
左手の親指と薬指で持って、小さなトンカチで鉦の縁と中を叩き分けるのです。
響かせる「コン」とミュートする「チ」、唱歌を頼りにやってみますが、なかなかどうして、自然に叩けないのです!
ソツなく楽しそうに鳴らす人に羨望の眼差しを向けつつ悪戦苦闘の私。
もしもいつか、このパートを請け負うことになったら猛特訓しなければなりません・・(^_^;)
1時間ばかりのワークショップを終え、参加者は「面白かった」「いい勉強になった」と皆良い笑顔でした。
平井先生作品が後世に残るよう、今後も皆で意見を出し合って色々な試みが出来たら良いな〜と思います。