今週末15日(日)午後1時より、山梨県大月市の有形文化財古民家にてコンサートが開催されます。
私の出演曲は「糸竹初心集」と「新曲よさこい」です。
「糸竹初心集」は大学の講義でよく耳にするwordでしたが、正直言ってよく理解はしていませんでした(身を入れて勉強していなかった・・(^-^;)
反省しつつ調べてみると・・
【17世紀中頃に刊行された中村宗三著「糸竹初心集」(1664寛文4)は、江戸初期に歌われた”はやり唄”の歌詞と音高が記録されている希少な音楽書である。これは一節切尺八(上巻)、箏(中巻)、三味線(下巻)の独習入門書として書かれたものであり、それぞれの楽器の楽譜(譜字)を記載した近世邦楽では最古のものである。】
とあります。
江戸時代の人々も「楽器入門書を使って、流行りの曲を演奏出来るようになりた~い!」と考えていた訳ですね!
「岡崎」「かぞえ唄」「近江踊」「海道くだり」「小倉踊」「菅笠節」
今回、上記6曲を歌いながら演奏しますが、平井先生が文献から推測して作成した譜面だと思われます。
当時の流行り唄ってこんな感じ!?という素朴なうた。全て平仮名なので、言葉の意味もイメージしにくいです(>_<)
例えば岡崎の歌詞は「おかざきじょろしゅ おかざきじょろしゅはえいじょろしゅ」と書かれており、パッと意味が掴め無かったのですが「岡崎女郎衆は良い女郎衆」だと理解しました。
どの曲も短くて単純、わらべ歌のような感覚です。
意味を深掘りせず、曲想も特に意識せず、あるがままを淡々とくり返しくり返し弾き歌いをしていると、無心になって心地良いような・・。
遠い昔の庶民が愛好した音楽を(あくまでも推測の範疇ですが)、会場にお集まりの皆様と共に楽しみたいと思います。