今日は試験官のお仕事のため、我が師匠のお稽古場に行って来ました。
三絃の免状試験の受験生は緊張の面持ちです。
試験開始前から「もう頭が真っ白になりそうです!」と言っています(^-^;
試験曲の演奏が始まり、真剣にその様子を審査していると、かつて自分が向こう側に座ってそれこそ緊張しながら必死で演奏した記憶がふつふつとよみがえって来ます。
試験官であった先生方の面影も脳裏に浮かび、あの時の先生方がどんな目線で私を眺めていたのかを想像していました・・。
そして昨日は、リアルに私が審査される立場にありました。
箱根塔ノ沢・阿弥陀寺の水野ご住職から、ある仏教音楽に「箏伴奏を付けてみよ!」という指令があり、その仕上がりを判定していただくことに。
自宅で弾き歌いした録音をご住職にお聴き頂くと、色々なご指摘が次々と飛んで来ました。
ご住職は琵琶演奏のコンクールで日本一も獲られた実力者。
特に歌唱については並々ならぬ拘りがおありで、私の音程の不安定なところ(←自覚あり(>_<))を言い当てられ、歌声の伸ばしの最後の処理が悪いことをご指摘になりました。
そこは我ながら意識が薄かったな・・と思い至り、知らず知らず自己流の変なクセを付けていたことに気づかされ、【個人レッスンを受ける生徒】として久々にピリッとした緊張感を味わいました。
箏伴奏の方も一応合格点を頂けたようで、安堵のため息・・(^-^;
この楽曲の発表は、来春に予定されています。
ご住職のお眼鏡に叶う演奏となるよう、精進します!