なるべく静かに毎日の暮らしを続けていたら、季節は確実に春に向かって歩を進めていました。
我が家の小さな鉢植えの白梅も、健気にほころび始めています。
来週はもう三月。卒業シーズンです。
私が指導に行っている箏曲部の高校三年生も、新しい世界へ巣立つ時が来ました。
ささやかな卒業記念品は「琴爪入れ」です。
コロナ禍に見舞われた学生生活、約二年半の部活動はことごとく発表の場が無くなり、オンラインでの練習指導など、不便なことも多々ありました。
この時期になると、思い出と激励の気持ちを込めてメッセージカードをしたためるのが私の恒例行事になっています。