いつも大雨降りになる確率の高い「平井澄子記念音楽振興会」演奏会。
4月14日(日)に行われた第12回目は予想外に快晴でした(*^^*)
相模線→横浜線→中央線を乗り継いで山梨県大月市まで行くのですが、車窓からの眺めが気持ち良かったです。
13時からの総会後、会員によるコンサートが行われました。
1、「五木の子守うた」 演奏と車人形 三多摩車人形を育てる会
2、平井澄子編曲「木曽節」
3、初世佐藤美代勢作曲「七福神」
4、宮城道雄作曲「唐砧」
休憩後、ゲストコーナーとして服部恵美子さんと私の演奏でした。
5、平井澄子作曲「雪女」
6、宮城道雄作曲「初鶯」
7、杵屋正邦作曲「邦楽落語 松山鏡」
今回、満を持して取り組んだ三味線弾き語り「雪女」
大勢のお客様が暖かく見守って下さったお陰で、25分近くの独演をどうにかやりきることが出来ました。(絶叫系の台詞や歌で、曲の終盤はバテてしまいましたが(^-^;)
観客から届いた感想↓↓
・楚々として美しいけど怖い雪女でした。
・新しいチャレンジに「この先への一歩」を感じました。
・感動で思わず涙がこぼれました。努力の賜物。進化している姿(このような曲に取り組めるようになった)にビックリしました。
・雪女が一番楽しめました。初めて聴いた曲というのもあるかも知れませんが、堀先生しかやれないんじゃないかなと思うくらいぴったりハマっていました。三味線の技巧も色々あり難しそうだけど、メロディーがスッと入って来ました。語りも落ち着いていて、方言も味があって懐かしい感じでした。
皆様、好意的な評価をして下さいましたが、平井澄子先生の作曲が素晴らしいということ、そして皆様にとってほぼ初耳の楽曲であったことが幸いしたと思っています。
弾き語り初挑戦、今の私の精一杯の演奏でしたのでギリギリ感は否めません。
今回に限らず、演奏後「もっと良くしたい」という想いが残ることはしばしば・・。
「次こそは!」という想いを胸に、また精進して参ります。
コンサート終了後、振興会の記録動画を撮影していたお二人が神妙な顔つきでやって来ました。
「堀先生・・実は・・雪女だけ動画が録れませんでした。途中で切れてしまって、録画ボタンを何度押し直してもすぐに止まってしまって・・」
「他の曲は全部録れているのですが・・こんなことはかつて起こったことがなくて・・何故だかわからないんです・・」
「本当にすみません!!」と平謝り。
私は「いいのいいの、却って良かったわ、イマイチな記録が残らなくて。それにしても不思議な出来事だね。もしかして雪女の仕業じゃないの?」と。
最後はちょっとオカルトっぽいオチが付きました!(笑)