明日から6月に入りますね。
台風の行方が気になりますが、今週末の4日(日)に湘南筑紫会のおさらい会を催す予定です。
今日はその為の下合わせで朝から師匠宅へ。
玄関に入ると綺麗なお花が目に飛び込んで来ました!
師匠のお宅は常に季節のお花が飾られていて、とても素敵なのです。
(かくありなんと思えど、実践出来ておりません(^-^;)
お手合わせは古曲「ながらの春」
この曲の箏の手は【掛け押し】という技法がやたらに出てきて、ちょっと難儀します。
キツい張りの絃ではなかなか押しきれないので、ユル~い箏をお借りしました。
琴爪で絃を鳴らすと、張りが弱い為ピンピンと冴えた音が出ません。
でも曲が進行するにつれ、この少しくぐもったような音が何だか絹糸のように思えてきました。(美化しすぎ(^-^;?)
いにしえの箏は現在主流のテトロン糸ではなく、天然素材の絹糸でした。
そして絃の張り加減も、現代より弛かったそうです。
私が大学在学中は常時絹糸でのレッスンでしたから、二年生の時にこの曲をご教授頂いた記憶が甦ります!
当時の私は日々の課題に追われて兎に角必死でしたが、あの時の修行が今、大いに役立っていることは間違いありません。
年齢を重ねて、心から古曲が楽しめるようになりました。
本番も楽しんで演奏したいです(^-^)