3月26日(日)本降りの雨が降りしきる中、箱根塔ノ沢の山奥に佇む阿弥陀寺で、第一回椿祭りが催されました。
尼僧様による法要が執り行われた後、音楽や舞の余興がはじまりました。
水野賢世和尚様も琵琶と語りをご披露。
私は若葉流舞踊のご宗家と初対面のご挨拶の後ぶっつけ本番で「六段」をご一緒させて頂き、もう一曲「今年の桜」より第2、第3楽章を弾かせて頂きました。
演奏中の写真は残念ながら撮れませんでしたが、終わってから控え室でご宗家と記念写真を撮らせて頂きました。手に持っている花籠は演出の為に琴の前に置いて飾ったもので、私の着付けの先生が帯で創作した椿の花飾りです。ほどくと一本の帯に戻ります。今朝7時半に私が出発する前に、わざわざうちに届けて下さいました。お心遣いに感謝します!
他にもヴァイオリンソロ、雅楽器の笙とイランの弓奏楽器カマンチェと声(語り、歌)の創作音楽も披露されて盛りだくさん。
ヴァイオリンの中藤節子先生は私と同じ大学のご出身とわかり、意気投合。初対面ながらとてもお話が合い、お弁当を食べながら二人でお喋りに夢中になり(お客様もお弁当を召し上がっていたのですが・・)気がつけば本堂にはお寺のスタッフさん以外誰もいなくなっていました(笑)
雨天にもかかわらず、予定の2倍近い70名程のご来場者数だったそうです。タクシーにも断られるような細く険しい山道を登ってお寺に辿り着くのですが、湯本駅からのお客様の送迎を2台の車でひたすら行っていたスタッフさん(お寺の檀家さん)にも頭が下がります。私も山道の入口に車を乗り捨てて、お寺の車に楽器を積み替えて運んで貰いました。とても親切な対応で安心でした(^-^)
今日は新たな出会いがたくさんあり、ご縁というものを感じる日になりました。
雨がとても強くて椿をゆっくり愛でることが出来なかったのが残念です。実はご本堂の更に奥に険しい修行道があるとのこと。その行き着く先、祠の傍らに椿が咲いているそうなので、元気なうちにいつかその道に挑戦出来ると良いな~と思います。