今日から2月のスタート。
ですが・・・
ちょっと振り返りまして1月26日(日)、県立青少年センターに於いて【令和6年 神奈川県高等学校総合文化祭 総合閉会式】が執り行われ、日本音楽部門合奏の部の代表校として小田原東高校邦楽部が演奏発表をしました。
この舞台を最後に高校三年生達は部活引退となります。
演奏したのは昨年12月に神奈川県大会で演奏した、三木稔作曲「三つのフェルタルバラード」です。
午前中に会場でリハーサルがあり、舞台裏へいってみると何と【回り舞台】ではありませんか!
青少年センターに【回り舞台】が設置されているとは知らず、ちょっとびっくりしました。
このホールは演劇等の舞台転換が必要な演目での利用が多いのでしょうか?
高校生+部活顧問(20代男性)が舞台の半回転を初体験して、ちょっとした遊園地気分を味わっていました(^^)
さて、リハーサルを客席で聴いてみると、学校の体育館の舞台のように箱の中で音が鳴っているだけの状態。
客席側に楽器の音が飛んで来ないので、全く迫力に欠ける演奏になっています。
舞台の天板、側板といった反響板も無いため音が跳ね返らず、弾いている本人達もお互いの音が聞こえ辛い状況のよう。
普段合わないことの無い箇所でズレが生じたり、タイミングがうまく合わず弾きながら不安そうに視線を飛ばしています。
私は「う~ん、困ったな~」と、今出来る改善策を必死に考えます。
一先ずは毛氈ギリギリに前へセッティングし直し、フォーメーションもやや詰め気味にして少しでも気配を察知しやすい感じに並んでもらいます。
折角の引退演奏なのだから、本人達には納得の行く演奏をして貰いたい!
控え室に戻りお昼休憩をとって、本番に向けての最終チェックです。
今日のホールは箏の演奏にはあまり向かないけれど・・・と現在の状況を話し、でも観客に少しでも良いものを聴いて貰うには・・・と私の考えを伝えて意識的に鳴らすように練習をします。
そして迎えた本番は、三連覇の実力を発揮し全員できっちり演奏をやり遂げました。流石です!
有終の美を飾ることが出来て良かった!
三年生は青春の部活動に幕を降ろし、春からそれぞれの新しい世界へ踏み出します。
彼らの前途に幸多かれと願うばかりです。
世代交代し、部活をリードしていく現二年生達と共に、私も引き続き邦楽部インストラクターとして頑張りたいと思います!