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(一社)平井澄子音楽振興会 第10回コンサートにて

投稿日:2023年4月23日
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本日、山梨県大月市に行って参りました。

春の定例行事、平井澄子音楽振興会の総会及び演奏会です。

昨日の俣野別邸庭園の緑も素晴らしかったですが、山梨はさらに大自然です!

東京八王子を経由し、高尾山の登山者も乗り合わせる中央本線の車窓は山、時々家・・。

そしてたどり着いた会場は登録有形文化財の建物です。

私は大合奏の六段の調と新曲さくらに参加させて頂きました。

新曲さくらは平井先生の作品で箏2パート、17絃、三味線、横笛、打楽器、それに男声、女声の歌も入り、壮大なスケール感の曲です。

メッセージ性の強いタカクラ・テルさんの歌詞がついており、美しさを誇った過去の桜、枯れて惨めな姿になってしまった現在の桜、そして新たに芽吹く未来の桜を守ろうというストーリーになっています。(函館労音制作)

そして今日のメインはゲストの桂小すみさんによるお噺と三味線です。

小すみさんは落語家協会に所属する音曲師です。

舞台の袖で出囃子を演奏する囃子方を務めた後、高座で音楽芸を披露する音曲師になられ、2021年度の花形演芸大賞に選ばれました。

その経歴は異色で、学生時代は吹奏楽部でフルート、大学在学中に邦楽器に出会ったものの、国費でウィーン国立音大に留学しミュージカルを専攻。

音楽科教員を経た後、長唄を学び、三味線、尺八、ピアノも操り、落語家協会の門を叩き今に至るそうです。

新聞やテレビなどのメディアでも取り上げられる彼女の芸を間近に見て、非常に感銘を受けました。

さすがの話芸にお客様の笑顔は絶えず、三味線のテクニックも素晴らしく、歌声は都々逸のような人情味溢れるものからボサノバ、ヨーデルまで自由自在!

洋楽、邦楽どちらも精通しているからこそ、その芸には非常に説得力があります。

特に心に残ったのは「西洋楽器と和楽器のコラボをすると、大体が和楽器側がその個性を一旦無にして単なる音だけにの状態になり、西洋音楽に歩み寄ることで成立していることが殆ど」というような内容。

まさに昨日、私もそのようなプレイをしていた訳で・・・(^_^;)

これは多くの和楽器奏者が大なり小なり感じるジレンマではないでしょうか。

理想はもっとこちら側にも歩み寄って欲しい・・。

私自身、常々念頭にある案件なのです。

他にも小すみさんは小気味良い口調で語って下さり、うわ~!そうそう!と何度も相づちを打ってしまいました。

とても良い刺激を受け、最近あまり取り組んでいなかった三味線を猛烈に弾きたくなりました。

そしていつか本物の寄席を見に行ってみたいです。

 

 

 

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堀 歌夕希 琴・三味線教室(箏曲生田流・地歌三絃)
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