高血圧のための降圧剤を施術によってやめられたり、減らせたりした例があります。
ある70代男性は半年ほどで完全にやめ、ある70代女性は半年ほどで週1.2回ほどの服薬で大丈夫になりました。
なおお二人とも通院された主訴は別にあり、副次的に高血圧も改善した例です。
腹部治療と全身治療により血流が改善するので血圧も適正になっていきます。
そもそも高血圧とは何でしょうか?
そんなに悪いものなのでしょうか?
世間では高血圧イコール悪者で、とにかく下げないといけないと思われています。
しかし本来、高血圧は体が頑張ってくれている証なのです。
年を取れば体のこり、内臓の不調、血管の硬化などは増え、血流が悪い所も増えていきます。
その血流が悪い所に、圧力を上げて一生懸命血液を送りこんでくれている状態が高血圧と言えます。
しかし残念ながら良い事ばかりではありません。
高い圧力にさらされる血管は、さらに硬化したり脆くなったりする可能性があります。
それゆえ脳卒中などの危険性が高まります。
高い血圧を放置する事はリスクがあります。
しかし降圧剤を飲み続ける事も実はリスクがあります。
降圧剤は適正な血圧に戻すためのものではありません。
ただ無理やり下げるだけです。
そのため血液が必要な所に行きにくくなります。
認知症やガンにかかりやすくなるリスクがあるのです。
この二つのリスクを回避できるのが血液循環療法です。
腹部治療と全身治療により血管の弾力と血流が改善するので血圧は適正値になっていきます。
降圧剤はただ下げるだけなので、血液循環療法と併用すると血圧は下がり過ぎる事になります。
そこで医師と相談しながら服薬を減らしていくと、ちょうど良い血圧に落ち着いていきます。
なお降圧剤を飲まず高い血圧を放置されていた方が、血液循環療法だけで治癒するかというと、厳しいというのが正直な印象です。
長い間血圧が高い状態でいると、体はそれに慣れ、高い血圧でないと体がうまく機能しなくなってしまいます。
それゆえ容易には血圧が下がってくれません。
いったん降圧剤で血圧が下がった状態に体を慣れさせ、そのうえで血液循環療法で血流を良くし、徐々に服薬を減らしていくというのが現実的で最適な治療法と思われます。
西洋医学と東洋医学、どちらもうまく使っていくと良いと思います。