同じ坐骨神経痛でも脊柱管狭窄症の様に完治まで時間がかかるものもあれば、
数回の治療で完治するものもあります。
ある患者さん(50代男性)は3回(1週間に1回)の治療で完治しました。
左のももの裏とふくらはぎの痛み、足指先のしびれで整形外科を受診し坐骨神経痛と診断され、
痛み止めを2週間飲んでいましたが症状が収まらないのではなはな堂に来院されました。
仕事でかなり重いものを移動する事も多く、
その負担のためか左のおしりからももの裏、ふくらはぎとかなりガチガチに硬くなっていました。
そこを重点に全身施術する事で、薬でもなくならなかった痛みとしびれがなくなることになりました。
おしりとあしの硬くなった筋肉が坐骨神経を圧迫して症状が出ていたのか、
硬くなった筋肉が引き金になって痛みを遠くまで飛ばし坐骨神経痛様の症状(トリガーポイント)になっていたのかは、
はっきりとはわかりませんが、血流が良くなり筋肉が柔らかくなれば症状がなくなったことは事実です。
神経痛と診断されると神経や骨がどうにかなってしまったととても不安になると思います。
しかし原因は筋肉の硬直であったという事が意外に多くあるのです。
しかしゆるめようと筋肉を強くこねくりまわす様な事をすると、
一時は神経が麻痺して良くなった様に感じる事もありますが、
結局は毛細血管の流れを悪くし筋肉はますます硬くなり、治癒から遠ざかる事になります。
筋肉はいためず血流だけ良くする事が重要になります。