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2024年9月15日(日)、善行公民館(善行市民センター)で開催。

講師：伊藤一美 氏(鎌倉考古学研究所理事)

「藤原道長」。教科書風にいえば平安貴族のヒーローともいうべき人物だろう。
紫式部との交流もまた、彼女をして「源氏物語」を書かせる契機となったことは周知のことだ。

道長が政治家として光り輝く時代は、寛弘年間(1004～1011)であった。
姉の詮子が産んだ一条天皇も既に25歳を迎えていた。左大臣道長にとって賢君の誉れある天皇政治をいかに支えていくか。その目標が明確に見えてきた時期でもあった筈だ。

今回は大河ドラマに描かれた道長と式部、さらに宮廷でのやりとりなど、ドラマ風ではないが、改めて当時の資料を読み直すことから、道長の日常的な、そして人間的なかかわりを見出すことが出来ればと考えている。

具体的には第一に、政治世界への道長搭乗のあらまし、第二に、道長の家族や人間関係、第三に、中宮彰子の世界と道長の動き、第四に、道長の学問と日記の家の成立などを語っていくこととする。

【善行雑学大学とは…】
1999年6月に開講。生涯学習の機会を不特定多数の市民に広く提供する、市民による常設の生涯学習講座です。

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