講師:伊藤 一美氏 (鎌倉考古学研究所理事)
徳川家康。その行動と彼の生き方は現代人にとってもさまざまに影響を与えているといってよい。企業人であれば「創業者」としての家康像をそこに見るだろうし、戦国大名に成長する過程を重視する。いわば株式会社「徳川幕府」の創設をイメージしようか。
また人間としても、名だたる天下人織田信長、豊臣秀吉、そして戦国大名の今川・武田・北条氏などに挟まれ、翻弄されながらも領国三河を創り上げる過程を成長の証として注目するはずだ。それは「人間家康」の生き方を考えることもあるだろう。
今回も大河ドラマ「どうする家康」に因み、表記のテーマで戦国から近世初頭の「家康」が生きた時代を通史的にお話ししたい。その際に、なるべく肉声が聞こえるような「手紙=書状」をベースにしていきたい。そして戦いばかりの世界と思われがちな「戦国時代」こそ、「人」と「自分」のかかわりを大事にしていくことが求められていると考えている。
こうした視点から、家康が日常に出していた「手紙」を題材に取り上げる。
もちろん戦いに関わるものが多いが、なるべく普段の生活的レベルのものを択んでいく。家康の「人間観」が見えてくるはずだ。最初の妻と長男を死なせた経験が、その後の子や孫たちへの想いとなって「手紙」にも表れてくるはずだ。
ここに改めて「家康」の生きた75年間を振り返ってみることとする。
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開催日 | 2023年9月17日(日) |
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時間 | 14時~16時(開場13時半) |
場所 | 善行公民館(善行市民センター) 3F 多目的ホール |
料金 | 資料代500円 |
アクセス | 小田急線善行駅西口徒歩3分 |
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主催・協賛団体など | 主催/善行雑学大学 |
TEL | 090-7251-3232 |
お問い合わせ先 | 善行雑学大学 片岡信弘さん ※新型コロナウイルス対策を講じた上で実施します |
ウェブサイトURL | https://zengyo-zatsugaku.jimdofree.com/ |
備考 | 【次回のお知らせ】 |