講師:堀 茂樹氏 (慶應義塾大学教授)
エマニュエル・トッドは、1951年生まれのユダヤ系フランス人である。
1976年に弱冠25歳で上梓した人口学的分析の書「最後の転落」により、当時なお健在と思われていたソビエト連邦の崩壊を予言して以来、今日に至るまで、世界中の家族、宗教、教育の歴史的推移を研究し、その視点から現代の政治・経済を考察する人類学者として、非常に豊かな領域横断的社会化科学の仕事を成し遂げてきた。同時に彼は現代世界の諸問題に関与する著名なオピニオンリーダーでもある。
このE・トッドの人柄や家族的背景、学歴に簡単に言及した上で、彼が長年の研究によって何を明らかにしてきたかを、構造主義的発見(研究前期)と伝搬理論による発見(研究後期)に識別しながらトータルに紹介する。
主に依拠するのは、トッドが2017年に世に問うた集大成的著作「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」(上下巻、堀茂樹訳、文芸春秋、2022年)である。
開催日 | 2023年7月16日(日) |
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時間 | 14時~16時(開場13時半) |
場所 | 善行公民館(善行市民センター) 3F 多目的ホール |
料金 | 資料代500円 |
アクセス | 小田急線善行駅西口徒歩3分 |
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主催・協賛団体など | 主催/善行雑学大学 |
TEL | 090-7251-3232 |
お問い合わせ先 | 善行雑学大学 片岡信弘さん ※新型コロナウイルス対策を講じた上で実施します |
ウェブサイトURL | https://zengyo-zatsugaku.jimdofree.com/ |
備考 | 【次回のお知らせ】 |